仮想通貨で稼ぐ方法で、「Defi」って聞いたけど、実際どういうものなのか教えてほしい!
Defiのメリット・デメリットから始め方まで知った上で運用するかどうかを判断したいな。
本記事は、こういった悩みを解決するような内容になっています。
・Defiで稼ぐとは何か?
・Defiのメリット、デメリット
・Defiの始め方、やり方
Defiについて理解すると、ハンパない利回りで資産増加を狙うことができます。
しかし、きちんとリスクについても理解してから始めるようにしてください。
DeFiとは、「分散型金融」のこと
DeFiとは「Decentralized Finance」の略で、「分散型金融」を意味します。
分散型金融とは簡単に言えば、『管理者(銀行)のいない金融サービス』のこと。
これまでの金融サービスは仲介者を通す取引システムでしたが、DeFiは仲介者が不要なので、時間的コストや手数料を大幅に削減することが可能になりました。
Defiの稼ぐ3つの方法
そんなDeFiの代表的な稼ぎ方を3つ、順番に解説していきます!
- レンディング
- ステーキング
- イールドファーミング
レンディング
レンディングは、仮想通貨を貸し出して利息をもらう仕組みのことを指し、銀行に預けて利息をもらうことと同じです。
銀行の定期預金金利は、たったの0.002%(100万円預けてもらえる利息は20円)ほどに対し、レンディングであれば、利回り8%など(100万円預けてもらえる利息は8万円)で非常に効率よく資産運用できます。
ただし、金融機関が運用しているのと異なり、レンディングを「事業」としている会社は倒産するリスクが少なくないので、そういったリスクがあることも留意しておきましょう。
ステーキング
ステーキングは、仮想通貨を一定金額・一定期間以上預け入れることで、その仮想通貨コミュニティの意思決定やコンセンサスアルゴリズムの運用に貢献することに対する報酬を得る仕組みのことです。
ステーキングとは、顧客が保有する暗号資産を一定期間預け入れることで報酬が得られる仕組み。預けられた暗号資産はブロックチェーン上の取引を円滑にするために利用される。
出典:Bloomberg『暗号資産業界に多大な影響か、クラーケンが「ステーキング」打ち切り』
分かりやすく説明すると、「DeFiが活動するための資金を作ってあげる(株主になる)ようなイメージ」です。
有名DEXの「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」のステーキングにおける利率を見ると、大体年率10〜20%といったところです。
銀行預金でほったらかしておくだけでは、損をしている感覚になると思います。
イールドファーミング
イールドファーミング(Yield Farming)とは、Defiのプロトコルで仮想通貨を運用して、報酬を得ることを指す。
直訳すると、Yieldは「利回り」、Farmingは「耕すこと」を意味している。
CRYPTO INSIGHT『イールドファーミングとは?利回りやリスク・おすすめのやり方を徹底解説』
引用を噛み砕くとイールドファーミングは、「仮想通貨をプールすることで、その仮想通貨の流動性上げ、対価として利息や手数料をもらう仕組みのこと」を指します。
もちろん仮想通貨を預けてすぐに引き出すことができないなどのリスクを抱えていますが、その対価として「年利40%」といった普通では考えられない利回りで稼ぐことが可能です。
Defiのデメリット4つ
Defiのデメリットとして4つが挙げられます。
- 始めるまでがめんどくさい
- トラブルが発生しても自己責任
- 損をする可能性がある
- 税金の計算が難しい
始めるまでがめんどくさい
DEX(分散型取引所)に登録して、Defiを始めるまでに、私はいろいろな記事を見ましたが1時間はかかりました。汗
日本国内の仮想通貨について管轄している金融庁は、DeFiやDEXに関して認証していないので、基本全て英語です。
日本語対応しているDEXもありますが、常に「ハッキングされるんじゃないか」とか「不正サイトに飛ばないか」といった根拠のない不安がつきまといます。
海外のサイトでも稼げるならへっちゃら!といった方は、このデメリットは心配ないと思いますが、共感していただける方はやめておいた方がいいかもしれません。
トラブルが発生しても自己責任
Defiでは管理者(銀行)が存在しないので、トラブルが起きるとすべて自己責任となります。
もし、システム障害でトラブルが発生した場合も、誰も助けてくれません。
そのため補償制度もなく、トラブルが発生した際は自分で何とかする必要があります。
そういった背景から米国でも、「仮想通貨のステーキングを禁止にするべき」といった意見が浮上してきています。
損をする可能性がある
Defiは必ず儲かる投資ではありません。もちろん損をするリスクも持ち合わせています。
- 法整備が導入される
- Defiアプリがハッキングされる
- 各国政治家からの批判的コメント
- ドル円の為替リスク
こういったイベントにより、運用する仮想通貨の価格が下落すれば、損をする可能性も全然あります。
税金の計算が難しい
仮想通貨で稼いだ利益は、確定申告する必要があります。
仮想通貨の売買だけであれば比較的簡単ですが、Defiにおける「スワップ」「レンディング」「ステーキング」で利益が上がった場合、以下資料を揃える必要があります。
【損益計算のための必要資料一覧】
cryptact『DeFiの税金計算は難しい!?仮想通貨に詳しい税理士がDeFiの損益計算のやり方を解説!』
・DeFiの年間のすべての取引履歴
・DeFi以外の仮想通貨取引所の取引履歴
・年始における仮想通貨の保有枚数と取得価額
・年度末における仮想通貨ごとの保有枚数
・DeFiの取引ごとの内容(日時、仮想通貨の種類・枚数、取引の種類、送金目的、送金先など)
これだけDefi初心者が資料を揃えるのは困難なので、対策としては下記3つがあります。
- 自分で調べて損益計算する
- 仮想通貨損益計算ツールを利用する
- 税理士等の専門家に相談する
試しに損益計算ツールを利用してみたいというかたは、CRYPTACT(クリプタクト)が無料で試せるのでオススメ!
Defiのメリット3つ
Defiのメリットとして3つが挙げられます。
- 手数料を抑えられる
- 世界中どこでもいつでも利用できる
- 高利回りでほったらかしでも収益が期待できる
手数料を抑えられる
DeFiは従来の中央集権型よりも手数料が安くなる傾向にあります。
これまでの金融サービスは中央管理者が存在し、利用するごとに手数料が発生していました。
しかし、DeFiは当事者同士の間に誰か入ることもないので、そういったコストがありません。
浮いた資金はほかのところに回せるので、コスト削減したい場合にはぴったりです。
世界中どこでもいつでも利用できる
DeFiは全てインターネット上でやりとりするので、いつでもどこでも利用することができます。
ネット環境さえあれば場所も問わないので、銀行が少ない地域に住んでいる人でも始められます。
審査も不要で職業も問わないので、これまでの金融機関と比べると圧倒的に使い勝手が良いことがわかるでしょう。
このようにこれまで銀行口座を持っていなかった層にもDeFiは利用することができるので、今後大きく発展する可能性も十分に考えられます。
高利回りでほったらかしでも収益が期待できる
最後のメリットとして、年利が高く定期的な収益が期待できます。
銀行の円預金金利は、たったの0.002%(100万円預けても利息はたったの20円)。
イールドファーミングであれば年利30-40%も難しくなく、円預金金利の何千倍の利息を得ることができます。
Defiの始め方・やり方(3ステップで解説)
①国内取引所で仮想通貨を購入する
DeFiを利用する際は、そのプラットフォームに応じた仮想通貨を用意する必要があります。
まずは仮想通貨を購入できる仮想通貨取引所に登録しましょう。
問題なく口座開設通知が届いたら、日本円を入金して、仮想通貨を購入していきましょう。
②仮想通貨ウォレットを準備する
DeFiを使用する際は仮想通貨ウォレットが必要です。
イーサリアム系のDeFiを利用する場合は、「MetaMask(メタマスク)」の活用をおすすめします。
MetaMaskをインストールし、取引所で購入した仮想通貨を送金しましょう。
>>【超簡単】メタマスクの登録方法・始め方・注意点を画像で解説!
③利用したいDeFiに接続する
ウォレットの用意ができたら、利用するDeFiにウォレットを接続します。
多くのDeFiは日本語に対応していないため、英語が苦手な方はGoogle翻訳機能などを使いながら利用しましょう。
Defiに関するよくある質問
Q1. Defiはスマホでできる?
Defiはスマホでもできます。
ただ、スマホだと誤操作してしまう可能性が高いのでPC操作をオススメです。
Q2. Defiにどんなリスクがある?
Defiに潜むリスクは下記が挙げられます。
- 法整備導入による下落リスク
- Defiアプリがハッキングされることによる下落リスク
- 海外取引所が閉鎖することによる資産喪失リスク
- 政治家、著名投資家のマイナス発言による下落リスク
- ドル円の為替変動リスク
Defiの高利回り運用は魅力的ですが、一般的には詐欺レベルの利率なので、十分検討されてからの運用をオススメします。
Q3. Defiで稼いだ分の税金はどうするの?
Defi取引で発生した損益を計算し、正しく確定申告をする必要があります。
しかし、Defiで稼いだ損益を計算する方法は簡単ではありません。
・中央管理者がいないため、自分で取引履歴を出力したり、メモ等で対応する必要がある
cryptact『DeFiの税金計算は難しい!?仮想通貨に詳しい税理士がDeFiの損益計算のやり方を解説!』
・ウォレットアドレスと個人情報が紐づいていないため、送金の用途が分かりずらい
・DeFiには多くの複雑な取引が存在しており、ブロックチェーンエクスプローラーから判断するのが困難になりやすい
こういったことから、Defiの損益計算は面倒ですが、国民の義務なので仕方ありません。
有名な税理士さんは、年末に全利確することを推奨してますね!
これ本当におすすめで、DeFi、DEX、取引所多すぎてわからない人は年末に全利確です
— 村上ゆういち@魔界の税理士 (@Jeanscpa) September 15, 2021
仮想通貨同士の損益は通算できるので、年末の売却後の残高−年始からの投資額=利益になります
ただし、年明け時点でも仮想通貨ノーポジが条件です! https://t.co/ZRlsGEUKWU
また、CRYPTACTなら、ウォレットを接続するだけで、自動で取引を記録してくれます。
完全無料でトライアル可能なので、まずはどれくらい時間を節約できそうか体感してくださいね!
まとめ|Defiを始めるならリスクを理解しておこう!
本記事では、Defiのリスクとメリット・デメリットを解説しました。
一般の預金金利と比べたら、とんでもない高利回りで資産運用することができますが、その分リスクがあることを理解してからDefiを始めるようにしましょう。
実際に始めるなら、1万円からでも始めてみて、自分に合った資産運用なのかどうか体験してみるのもいいでしょう。