最近盛り上がってる「NFT」を購入したいけど、購入方法について知りたい!
もちろんNFTの購入方法について解説するけど、
NFTのデメリットや、購入時の注意事項は知ってるかな?
NFTの持つリスクについて理解してから、購入方法について学ぼう!
NFT市場が盛り上がっている昨今、「乗り遅れないように」と分からずにNFTを買っていませんか?
本記事ではNFTのデメリットを中心に、NFTの購入方法、おすすめのNFTマーケットについて解説していきます。
【前提】NFTの特徴について
「ネット上でやり取りする、偽造できないデジタル資産」
NFTとは簡単に説明すると、
「ネット上で取引される、偽造が困難な唯一無二のデジタル資産」
「デジタル資産」というと、ビットコインやイーサリアムのような「仮想通貨」を連想すると思います。
しかし「仮想通貨」との違いは、単純に同じ商品との交換ができない点にあります。
例えば、Aさんの保有する100円玉10枚は、Bさんの保有する100円玉10枚と同じものですが、 Aさんの保有する「貯金箱」は、Bさんの保有する「芸能人のサイン入り貯金箱」と同じではありません。
つまり、その「貯金箱」に過去何があったか全て記録されているのが「NFT」なのです。
NFTは唯一無二であるため、市場の価値が上昇し公開価格から10倍以上もの値がつくことがあるのです。
ブロックチェーン技術が信頼性・価値を高くする
NFTは「偽造困難な唯一無二のデジタル資産」です。
「偽造困難な唯一無二」の部分を担保しているのが、「ブロックチェーン」と呼ばれる最新技術です。
「ブロックチェーン」とは、取引履歴(=ブロック)が鎖状(チェーン)に繋がって記録されていることから呼ばれています。
この「ブロックチェーン」のおかげでデジタル資産は、唯一無二の価値を持ちます。
NFTが世界中で大流行!
NFT市場は2021年から2022年にかけて急拡大しており、今では様々な企業が参入しています。
また、NFT市場の拡大に合わせて、NFTが活躍する分野も広まっています。
- アート
- ゲーム
- キャラクタービジネス
- 音楽
- 金融
- 不動産
- スポーツ
- ファッション
- 日常生活 (歩く・寝る・食べる)
NFTの市場はすさまじい勢いで広がっており、これからの動向も楽しみですね。
NFTのデメリット6つ
複製(コピー)ができてしまう
NFTは「コピーされ放題である」ことはデメリットです。
さっきNFTは「偽造困難な唯一無二の〜」って言ってたよね?
「困難」ってわざわざ付けていたのはそういうこと?
NFTをもう少し説明すると、 「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称で、ブロックチェーン技術により、代替不可の識別情報を持たせることで、「希少性」「唯一性」を付与しています。
偽造や複製が困難な「鑑定書付きのデジタル資産」とも言えるでしょう。
ではなぜ「偽造が困難」と呼ばれるのかというと、たとえコピーをされたとしても、そのコピーNFTには本物の鑑定書が付いていないため、本物か偽物かを区別することが容易だからです。
しかし、NFT初心者にとっては見分けることも難しく、偽物NFTを購入してしまうこともあるようです。これがデメリット2つ目です。
詐欺被害が発生している
NFTのデメリットとして、詐欺被害が多発していることも理解しておく必要があります。
出品されているNFTのうち、80%が偽物とも呼ばれています。
具体的にどんな事例があるかというと、
- 本物のサイトと見間違う偽サイトを設置して、ログイン情報や個人情報を盗み取る
- NFTマーケットプレイスで、何者かが偽物NFTを出品する
- 特定のNFT保有者に対し、悪質なファイルやリンクを入れてエアドロップする
といった詐欺被害が横行しています。
偽物NFTから身を守る対策としては、
- 出品者、販売元を入念にチェックする
- 偽造NFTチェッカーを利用する
- NFTマーケットプレイスのアナウンスをチェックする(Adam by GMO)
- 送られてきたメールやメッセージが本物かどうか確認する
- リンクを不用意にクリックしない
- IDやパスワードを入力するサイトのURLを確認する
- リンクを不用意にクリックしない
などといった、詐欺被害を受けない対策をしましょう。
知らないまま詐欺に遭遇しているのは非常に危険ですし、大事な資金を失ってしまう恐れがあります。
取引手数料(ガス代)が発生する
NFT購入時の手数料(ガス代)が発生してしまうことも、注意点の一つです。
ガス代とは、NFT取引の混み具合によって変動するので、事前によく確認しておきましょう。
NFTを購入する際にかかる費用は、6000〜10000円程度です。
※NFT購入する費用の内訳
・MetaMaskへの送金手数料:3,000〜5,000円
・NFT購入時のガス代:3,000〜5,000円
また、NFTを購入するには、仮想通貨ウォレットに仮想通貨を送金しないといけないので、できる限りまとめて送金して手数料を抑えるようにしましょう。
ガス代が発生するタイミングは以下が挙げられます。
- NFTを買う
- NFTを売る
- NFTを送る
- 自分のウォレットからETHを送金する
- 新しいNFTを発効する
NFTを売買したい人やNFTアートを出品したい方は、ガス代がかかるタイミングを事前に知っておき、無駄なコストをかけないようにすることが大切です。
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保管場所が必要
購入したNFTをNFTマーケット上では保管できないため、「保管する場所」を確保する必要があります。
保管場所の種類は、次の3つです。
- ソフトウェアウォレット(例:MetaMask)
- IPFS(分散型ストレージ)
- ハードウェアウォレット
ソフトウェアウォレットは、管理が簡単であり、初心者でも扱いやすいのでおすすめです。
IPFSはオフラインの環境にNFTを保存するためのストレージで、ハッキングのリスクは小さくなるもののデータ管理が複雑なので初心者には分かりにくいのがデメリットです。
ハードウェアウォレットは、ハッキングできないハードウェアにNFTを保存します。
カードやUSBメモリのようなデバイスがあり使いやすい反面、価格が高く使用方法も複雑です。
コンテンツの著作権問題
NFTを購入しても、そのNFTが完全に自分のものになるわけではないことに気をつけましょう。
例えば、購入したNFTを利用して、商売活動を行うことはできないということです。
海外の一部NFTプロジェクトでは商用利用が可能なNFTもありますが、このようなNFTに関する権利や仕組みの部分は各国整備段階であり、明確なルールがないので購入するNFTの詳細をチェックするようにしましょう。
日本語に対応していないマーケットが多い
NFTを販売しているサイトは海外が主体で、日本語対応しているマーケットが少ないこともデメリットです。
そのため、英語に対応できる能力も求められますが、難しい方はTwitter等で海外NFTの情報発信者をフォローして、勉強するのもひとつです。
ですが、NFT市場のメインは海外ですので、英語で仕入れることで、他の人より早く行動に移すことができます。
NFTのメリット5つ
今後価値が上昇する可能性がある
NFTアートは、まだまだ発展途上の市場であるため、将来価値が上昇する可能性を期待して、多くの投資家が購入しています。
NFTの取引金額は、2021年度には前年の215倍となる177億ドル(約2兆円)まで拡大しています。
アートに対する好意だけでなく、アーティストへの応援という意味や、ゲーム内で使用するアイテムとしての需要が価値となっていることもあります。
高額取引の例 クリスティーズのオークションでBeeple氏のアートが約75億円で落札されたり、VRアーティストのせきぐちあいみさんの作品が1300万円で落札されています。
ちなみに、日本のNFT市場は全世界のシェア0.5%しかありません。
世界のNFT市場の発展を考えれば、日本はまだまだこれから大きく発展していくはずです。
日本には漫画やアニメ・音楽など、世界に誇れる素晴らしいコンテンツがたくさんあります。
したがって、NFTアートとして取引されるようになれば、将来価値が上昇する可能性は非常に高いでしょう。
プログラマビリティ
NFTはプログラミングにより、そのデータ自体に機能を付与することができます。
このプログラマビリティによって、アーティストやクリエイターが収益を得られるようになり、「NFTが革新的だ」と呼ばれるようになりました。
これまでの仕組みであれば、新品が売れた時にしかクリエイター側に収益が発生せず、中古販売や転売された時には、収益は発生しませんでした。
しかしNFTであれば、「転売時にも代金の一部がクリエイターに支払われる」というプログラムを組み込むことができます。
NFTによって、転売(二次流通)時に、取引額の数%が作者に還元されるため、クリエイターに永続的に報酬が入るようになりました。
相互運用性
NFTは、NFTマーケットに紐づくのではなく、ブロックチェーンに紐づいています。
そのため、様々な異なるプラットフォームでも相互運用ができることがメリットです。
これまでの仕組みのプラットフォームだと、そのプラットフォームが閉鎖されると、その後コンテンツは利用できませんでした。
しかし、NFTの場合、複数のプラットフォームで管理・運用できるため、1つのプラットフォームが閉鎖しても利用できるようになりました。
異なるプラットフォームで同じコンテンツを利用するには、そのNFTコンテンツが各々のプラットフォームに対応していることを確認しましょう。
誰でも購入&転売が可能
NFTマーケットには誰でもコンテンツを購入、出品することが可能で、参入のハードルが低いです。
実際に、日本の小学生が作ったNFTアート作成が2ETH(当時価格で約80万円)で落札され、話題になりました。
NFTを用いて日常生活で稼ぐことができる
2022年になってから注目を浴びたのが、日常生活で稼ぐという「Move to earn」です。
日常生活をしているだけで、仮想通貨を稼ぐことができます。
さらに、NFTアイテムを購入すると稼げる仮想通貨が増え、また毎日育てたりすることで高額で取引されたりします。
まだまだ発展途上の技術であるため、今後の展開が楽しみですね。
NFTの買い方|簡単5ステップを解説!
1:仮想通貨取引所の口座開設
NFTの買い方を簡単に言うと、「ネット上の市場で仮想通貨を用いて購入する」ことです。
まずは仮想通貨を準備するために、仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
「Coincheck」であれば、口座開設登録が10分で完了し、2-3日程度で審査完了・口座開設が完了します。
コインチェック(Coincheck)で仮想通貨を始める方法続いて、NFTを買うためのネット上のお財布「ウォレット」を作成しましょう。
2:ウォレットの準備
口座を開設したら、NFTの売買に使用するための「ウォレット」を作成します。
「ウォレット」とは保有している仮想通貨を管理する財布のようなものです。
「ウォレット」とは保有している仮想通貨を管理する財布のようなものです。
ウォレットの種類は数多くありますが、NFTはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されているものが多く、イーサリアムブロックチェーンに対応できる「MetaMask(メタマスク)」を利用する人が多いのでおすすめです。
3:仮想通貨取引所からウォレットへの送金
ウォレットを作成したら、ウォレットに仮想通貨を入金します。
NFTマーケットではイーサリアムを使用することが多いため、仮想通貨取引所でイーサリアムを購入しましょう。
購入したイーサリアムをウォレットに送金することで入金が完了します。
4:NFTマーケットプレイスに登録
NFTコンテンツは専用のNFTマーケットで販売されています。
このNFTマーケットを利用する際にもログインが必要です。
NFTマーケットによっては、保有しているウォレットの種類でログインできるものもあります。
例えば、大手海外NFTマーケットの1つである「OpenSea」であれば、MetaMaskでログイン可能です。
現状の国内NFTマーケット数は多くありませんが、今後はNFT市場の盛り上がりに比例して増加することが期待されています。
5:NFTを購入する
NFTマーケットにログインしたら、好きなNFTコンテンツを選び購入しましょう。
購入したいNFTを選択して「購入ボタン」をポチっとするだけです。
繰り返しになりますが、購入するNFTが本物かどうかきちんとチェックしてから購入するように注意してください。
NFTマーケットプレイス
Opensea(オープンシー)
世界最大級のNFTマーケットを利用したい方にはOpenSeaがおすすめです。
さまざまなNFTが取り扱われており、価格の高いものから最新トレンドのNFTまで幅広く取り扱っています。
・様々なNFTを取引できる
→超高額な有名NFTプロジェクトや、人気アーティストの作品を買うことができる
・誰でも出品可能
→プロから素人まで誰でもNFTを出品できる。詐欺NFTに注意。
・複数のチェーンに対応
→主流のイーサリアムチェーンに加え、ガス代が安価なPolygonチェーンやSolanaチェーンを利用できる
Coincheck NFT
NFTや仮想通貨の購入経験がない方は、Coincheck NFT(β版)の利用がおすすめです。
国内大手の仮想通貨取引所が運営するマーケットプレイスで、操作性がよく手軽にNFTを購入できます。
・仮想通貨取引所とNFTマーケットが共存している
→取引所で購入したイーサリアム(ETH)を使ってNFTを購入できる
・購入・出品時にガス代(手数料)が発生しない
→ガス代を気にせず、誰でも気軽にNFTの取引ができる
・さまざまな仮想通貨で取引することができる
→イーサリアム以外の仮想通貨でも購入することができ、特定通貨を準備する必要がない
Adam byGMO
Adam by GMOは、GMOインターネットグループが運営している、国内のNFTマーケットです。
アートやイラストなどの芸術作品をメインに扱っており、出品されている作品も充実しています。
・クレジットカード決済、銀行振込決済が可能
→仮想通貨に慣れていない人でも、NFTを購入することができる
・NFT保有者限定のコンテンツが充実
→NFTを購入することで、購入者限定の画像や音楽・動画等が体験できる
・選りすぐりのユーザーがNFTを販売している
→一般ユーザーは出品できないため、安心してNFTを買うことができる
SBINFT Market
「SBINFT Market」は「nanakusa」がリブランディングを行ったNFTマーケットです。
また、公認アーティスト制を採用しているため、クオリティの高いNFTを購入したい方へおすすめのマーケットです。
・公認アーティスト制
→審査を通過した100人以上のクリエイターが活動
・ETH・Polygonで購入できる
→ガス代が安価なPolygon(MATIC)で取引できる
・クレジットカード決済に対応
→仮想通貨決済が主流なところ、クレジットカードで購入することができる
LINE NFT
一般的なNFTマーケットプレイスは少し複雑な手順が必要ですが、「LINE NFT」はLINEアカウントを持っているだけで簡単に始めることができます。
また、一般的な海外のNFTマーケットプレイスでは、仮想通貨でのみNFTを購入しますが「LINE NFT」ではLINE Payから日本円決済が可能です。
・LINEアカウントだけでアカウント開設できる
→LINE Payを通じて日本円決済でNFTを購入することができる
・ガス代(取引手数料)がかからない
→LINE友達にNFTを送ることができる
・サービスを利用することで、LINEの仮想通貨「LINK」がもらえる
→条件達成をすると、LINEストアでも使用できる仮想通貨をゲットすることができます。
※LINKリワードを受け取るには、LINE BITMAXへの登録が必要になります。
※詳細は下のLINE Blockchain公式noteをチェック!
NFT購入で損をしないコツ3つ
コツ1つ目:急成長しているNFTを探す
NFT購入で損をしないコツ1つ目は、急成長しているNFT作品を購入することです。
人気の高いクリエイターの作品は高騰しきっている可能性が高く、その時に購入すると損をしてしまう場合があります。
株式投資や不動産投資など、投資全般に言えますが、メディアに取り上げられるとピークを過ぎている可能性が高いです。
人気が出る前にNFTを買うためにも、事前の情報収集は徹底しましょう。
コツ2つ目:限定販売されているNFTを見つける
NFT購入で損をしないコツ2つ目は、限定販売されているNFTを探すことです。
限定販売されているNFTを探すには、「Twitter」や「Discord」で企業が出している最新情報をチェックしましょう。
NFTの資産価値は「1点もの」であり、その資産価値を暴騰させるのが「限定販売されているNFT」です。
海外では限定販売されるNFTがものの数秒で売り切れてしまうこともあるようです。
「企業のローンチ記念の限定NFT」や「~記念の限定NFT」など値上がりが期待できるのでチェックしておきましょう。
コツ3つ目:値下がりしても持ち続けられるNFTを購入する
NFT購入で損をしないコツ3つ目は、値下がりしても持ち続けられるNFTを購入することです。
投資全般に言えますが、価格変動に一喜一憂しては、あなたの心が持ちません。
また、「絶対に儲かるビジネス」が存在しないように、「絶対に稼げるNFT投資」も存在しません。
たとえ値下がりしてでも、最終的には「この作品が好きだから」「このクリエイターが好きだから」という思いで持ち続けられるNFTを購入するようにしましょう。
まとめ|NFT市場は盛り上がっているものの購入時には注意!
本記事では、NFTの購入方法について解説しましたが、盛り上がっている市場には悪い人も関わってきます。
実際に、NFTマーケットで詐欺NFTを買ってしまったユーザーが報告されていますし、日本経済新聞でも出回っているNFTの8割が偽物だという記事が出ています。
NFTを購入したいと思われている方は、本記事で紹介した注意事項を十分にチェックしてから、NFTを購入されることをおすすめします。